火の見と半鐘 (9)

木製の火の見は全て手作りです、場所を選び材料を集め大勢に人達の知恵と労力の結晶として作られ、出来上がった時は村や町のランドマークとして誇らしく見上げた事でしょう。
形としては,
(1)太い材木の一本柱に半鐘を吊り下げただけ、それに簡単な雨除けの屋根を付けた物。
(2)最も多いのが二本の柱に横桟を渡し梯子状して,半鐘を吊り下げたシンプルな形。
(3)次に多い三本の木材を三角に組んで強度を持たせた形、上部に半鐘の為の足場や望楼等 を付けたのを良く見かけました。
(4)四本の柱の火の見はがっちりとした大型で頼もしい姿をしています、寒冷地特に山形 地方では周囲を囲み塔の様な堂々とした姿をして居ました。
(5)南部火消しの地、岩手、青森では消防器具、時には小型消防車の置き場兼ねた立派な 建物が町の中央に存在しました。

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