広島の茅葺き民家


広島の民家といえば芸州流の朱や黒の瓦を載せた箱棟の整った姿のイメージが有りました、瀬戸内海沿い呉、熊野町、志和町、平野部では殆どその形でしたが山間部島根より戸河内町、三次、庄原では中国山脈ノ民家共通の大型で棟木の数の多い寄せ棟の形でした.
古民家の住人、或いは管理人の方のお話では瓦の箱棟は昔からの伝統では無く(茅葺き屋根の形について各地で聞く話ですが)昭和7〜8年頃急に普及した事だそうです。

     
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東広島市志和西   2008-5 

    広島独特な朱色の石州瓦を載せた箱棟を持った 堂々とした民家。

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東広島市志和堀   2008-5     

   素朴ですが風情ある箱棟の家 

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甲田町淺塚甲  2010-9

昭和7年頃杉皮、丸竹押さえから瓦の箱棟に 変えたそうです。

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戸河内町小板    1976-10   

    1975-76年に二回2008-09年に二回、計四回撮影に 来ましたが殆ど変わって居ない貴重な場所。

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二十日市町浅原   2010-9 

    山口県に近く広島型では無い民家、改築直前で大型 ラジコンヘリで撮影して居ました。