滋賀の茅葺き民家


関ヶ原の合戦、姉川の戦い、秀吉の長浜城、信長の安土城、彦根の城下町、歴史の好きな方には たまらない所です、東海道・中山道・北国街道・塩津街道・西近江街道色々な街道が京を目指し て交わる土地ですが民家としては大きな特徴は無い様でした、戦国期には多くの支配者に統治さ れましたが江戸期には近江商人の地として繁栄し農民も穏やかに暮らして来たのでは無いでしょうか。 琵琶湖周辺の開発は早く、一部を除いて全ての砂浜が消えてしまった様に、私が初めて訪れた 1973年以降では茅葺き民家の姿は山間部以外殆ど記録出来ませんでした。

  
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マキノ町在原  (1985・10)

    福井県敦賀から奥琵琶湖をへて大津に 向かう西近江街道の傍らにひっそり 在った在原集落も最近では最後の茅 葺き集落として大賑い。

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  西浅井町塩津  (1973・11)

   奥琵琶湖の此処だけに見る全国でも 珍しい「伊香造り」の民家、棟端 飾りの五本のマエダレが美しい。

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大津市町居   (1974・4)

    信長が越前攻めに敗れて大急ぎで 逃げ帰った時に見たかもしれない 風景が朽木谷には沢山有りました

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中主町比留田  (1996・11)

    中琵琶湖近江八幡付近でやっと出会えた 大型民家、往事のこの地域の繁栄を偲ばせ ます、昔は医師だったそうです。