東京の茅葺き民家


関東に入って申し上げましたが、東京も全く撮り損いました、僅かに記録出来ましたのは殆ど保存家屋で、現在住居として使用されている家は数軒のみでした。 東の荒川付近から武蔵野の面影を残す多摩丘陵、西の奥多摩ではそれぞれ周辺地域からの影響を受けたと思われる民家を見ました、荒川付近では千葉風の寄棟丸瓦、郊外では寄棟に豪快な飾り棟、奥多摩では富士川風の兜造りでした。

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 江戸川区春江町 (2007.10)

一之江の名主屋敷、曲がり屋風ですが 曲がり屋ではなく建て増しの様です。 棟は千葉風の三枚丸瓦の棟仕舞でした。

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調布市深大寺   (1999.2)

  郊外で平成になって出会う事が出来た民家 は全て寄棟の簡単な形でしたが、棟の造りは 競う様に豪華で棟の飾りだけでン百万と聞きました。

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檜原村数馬  (2000.5)

  有名な数馬の兜造り民家は殆ど消滅して 撮影可能な家はこのお蕎麦屋さんだけでした。

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多摩市堀之内  (1979.9)

  富士川系兜造りが奥多摩から多摩川中流まで 来ていました。