愛媛の茅葺き民家

愛媛の民家

1970年頃、四国の道路事情は非常に悪く国道でもダンプが来ると擦れ違えない道が各所に有りました。細い峠のガタガタ道を下って麓の小学校の傍らを通ると小雨の中、兄弟と思われる男の子が傘も差さずに歩いて居るのに出会いました、尋ねると山の上の家へ帰るとのこと、車に乗せてあげると床に膝を付いて汚れるからとシートに座ろうとしない、勉強の話などしながら降りてきた道と反対の道をかなり上った少年達の家まで送り、越えた峠の先で出会ったのが「宮の首」でした、真剣な眼差しで遠い道を通って学んでいた少年達が今働き盛りで日本を動かしているのだろう。

            
ehime-b-1   金生町山田井    2009-7
ehime-b-2 三間町内深田    1975-7
ehime-b-3   日吉村野々谷    1975-7
ehime-b-4 広見町横山     1975-7
ehime-b-5 野村町窯田     1975-7
ehime-b-6 野村町窯田     1975-7
ehime-b-7 野村町窯田     1975-7
ehime-b-8 野村町窯田     1975-7