奈良の民家
昭和40年頃から奈良の民家を訪ねて見ましたが、余り大きな変化は無く国中地域/平野部には高塀造り、大和棟が多く山間部では「寄せ棟」または三重の形に近い(丹波の様に開口部が大きくない)入母屋でした。京都、大坂に近く経済的に豊だったようで比較的広い敷地に建つ大型民家を多く見ました、特に裕福と思える民家は全ての様に長屋門・茶畑そして見上げる様な巨木の三点セットを持って居るのを面白く思えました。重文指定民家に現在お住まいのお宅で話をお聞きしますと筒井順慶、豊臣秀長、柳沢吉保から天誅組、吉村寅太郎がまるで昨日の出来事の様に会話に飛び出し歴史好きの方にはたまりません。