島根の茅葺き民家

島根の民家

宍道湖に注ぐ斐伊川の沖積平野に縦横に走る水路の中に散居村形式で築地松の民家は点在します、低地故に周囲に土手を築き其の補強と防風に枝の細かい黒松を植えたと言われますが、見事に手入れされた築地松は家の格式や富を表すそうです、棟は両端を大きく反り曲がってピンと張った美しい形で大きな妻の煙出しには京都風な格子で飾られています。
反り棟の民家は宍道湖から斐伊川沿いの低地のみで平田、匹見、津和野など山間部では中国山地に多い棟木の数の多い寄せ棟でした、木次、雲南市などでは広島地方の影響を受けた瓦の箱棟を多く見ました。

            
shima-b-1   斐川町堀の内   1973-10
shima-b-2 斐川町堀の内   1974-9
shima-b-3   斐川町名島    1974-9
shima-b-4 加茂町南加茂   1971-8
shima-b-5 出雲町日下町   1974-9
shima-b-6 津和野町     1980-6
shima-b-7 匹見町下組    1976-10
shima-b-8 匹見町下道川   1976-10