山形の茅葺き民家  

山形の民家

山形の民家と言えば誰もすぐ思いつくのは、田麦又の多層民家です。1960年代までは山からこぼれ落ちるばかりに 重なる様に在った、兜造りの様な寄棟「半切り妻」の見事な民家群はもう有りません。

民宿として保存建物のように 僅かに有るだけですが、見応えはあります。

山形で目に付いたのは鍵家、曲がり屋の家の、曲がった部分が切り妻になって居ることで、他では余り見ない形です。 加えて屋根の茅の厚さが薄くその分美しくスマートに見えます。米沢市の米沢街道に並んでいたまるで民家の美人 コンクールの様な家々が無くなってしまったのは残念です。

「私の代で壊すことは無い、守り続けるから何時でもお出で」と言ってくださる頼もしい西川町Fさんの言葉。採れたての なめこや椎茸を送って下さるFさんの小包の中の誘惑、季節事の茅葺き民家の写真、特に真っ白な雪の中の民家は 十年以上求めても撮れない残念な誘惑です。

         
yamaga-b-1 東田川郡 朝日村 (1973.5)
yamaga-b-2 米沢市内 (1986.5)
yamaga-b-3 米沢市内 (1986.5)
yamaga-b-4 尾花沢市内 (2000.8)
yamaga-b-5 西置賜郡 飯豊町 (2000.8)
yamaga-b-6 東置賜郡 川西町 (1998.8)
yamaga-b-7 西村山郡 西川町 (1998.8)
yamaga-b-8 東置賜郡 川西町  (1998.8)